ファレノプシス(コチョウラン)
 分類  ラン科
 学名  Phalaenopsis spp.
 英名  Moth Orchid
 原生地 熱帯アジア
    (フィリピン、インドネシアなど)

 特性
非耐寒性常緑多年草。原生地は熱帯アジアの海抜1000m以下の谷間で、古い樹の地
上3〜15mの幹や枝に着生してる。葉は肉厚で水分を蓄えることができ、乾期にはこの
水で生きている。根は、空気中にさらされた気根で、樹に固着するとともに、雨水を吸
収して貯える。根は、乾燥していると白く見え、水を吸収する内部組織が緑色に透けて
見える。これは、気根が光にさらされているので葉緑体を生じているためである。
花芽は、日中25℃、夜間18℃の日が30〜40日続くとできる。日中30℃以上あるとなか
なか花芽がつかない。

 栽培

半日向。原生地では、木漏れ日が半日くらい当たる所に着生しているので、強い
光に当たると、葉やけしてしまうので、直射日光は避ける。光不足は、花芽のつ
きを悪くする。

温度
生育適温は、18〜30 ℃。寒さ弱く、越冬には7 ℃以上必要。30℃以上の高温は
花芽ができにくいので、夏は涼しいところに置くようすると良い。


植え込み材が湿っていると、通気性が悪くなり根が乾かず根腐れしてしまうので、
植え込み材が乾いたらやると良い。空中湿度も高いのを好むので、葉水の回数
を多くする。その時、気根にもやると良い。

ハイドロカルチャー
根が通気性が良い状態を好むので最適。常に容器に水がある状態にして湿度を
保つようにする。





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